ハワイ・ワイキキのパワースポット「カフナストーン」「カヴェヘヴェヘ」

1年を通じて温暖な気候、ゆったり流れる空気感、おもてなしのアロハスピリッツに癒され、来訪する日本人の約75%がリピーターといわれる常夏の島・ハワイ。グルメやショッピング、観光にアクティビティとハワイを楽しむ方法は数え切れないほどありますが、その起点となるのが美しいビーチが広がるワイキキです。

この多くの人が訪れるワイキキのど真ん中に、ハワイの歴史と文化を色濃く残すパワースポットがあることを知っていますか?

今回はそんなワイキキのパワースポットを2か所ご紹介。どちらもハワイの人たちが敬意をもって大切にしている場所となっていますから、その効果は間違いありません!

マナの宿る「カフナストーン」

eli fessler, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で
場所はワイキキビーチのシンボル、デューク・カハナモク像に向かって右手、ワイキキ警察の隣という、ワイキキを訪れた人なら必ず横を通ったことがあるといっても過言ではない場所です。

「カフナストーン」は4つの岩からなっており、「ウィザードストーン」「The Stones of Life」「Kapaemahu」と呼ばれることもあります。

時は16世紀。タヒチからハワイにやってきた4人のカフナ(神官)は、病気で苦しむ人々を不思議な力で治し、その名を広く知られるようになりました。しかし、タヒチに帰る日がやってきます。カフナは記念碑を建てて自分たちのことを思いだしてほしいと願います。
ハワイの人びとは4つの岩を3キロも離れた場所から運び、カフナたちは自分たちと同じカパエマフ、カハロア、カプニ、キノヒという名前を岩に与え、癒しの力を岩に残し去って行ったそうです。

人々はこの岩を大切にし、時に祈り守り続けてきました。中でも日本の皇族山階宮定麿王(東伏見宮依仁親王)と結婚の話まで出たカイウラニ王女の母・リケリケ王女は、レイを掛けよく祈っていたという記録もあるのだとか。
現在もレイをかけにくる人の足は絶えず、ローカルから大切にされていることがうかがえますね♪


ワイキキの名にふさわしい「カヴェヘヴェヘ」




ワイキキのビーチ沿いにあるホテル、ハレクラニの正面にある「カヴェヘヴェヘ」。最も簡単に行く方法は、ハレクラニとアウトリガー リーフ ワイキキ ビーチリゾートの間の小道を入り、海に出たらボードウォークを左に進みましょう。ハレクラニを左手に見て少し進むと見えてくる小さなビーチの正面が「カヴェヘヴェヘ」です。

この「カヴェヘヴェヘ」、ビーチから見ると気付きにくいのですが、ハレクラニ前は海の色が周囲と少し違うことが分かります。実は、このエリアだけ海底から真水が湧き出ているので、海水と真水が混じり合い色が違っているのだとか。また、真水のためサンゴなどがなく、海底に道が通っているようにも見えるでしょう。

ワイキキという地名は、ハワイ語で「wai(水)」「kiki(湧く場所)」という意味で、まさにこの「カヴェヘヴェヘ」はワイキキという名前にふさわしい場所といっても過言ではありません。

古のハワイアンたちは、この神秘的な場所をマナが宿る神聖なエリアと考え、病気の治療や贖罪の場所として祈りを捧げました。今でもこのヒーリング効果を受けるために「カヴェヘヴェヘ」に入る人は少なくないことから、その効果は期待できそう。

カリアロードを挟んでハレクラニの向かいにある姉妹ホテル、ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニからは「カヴェヘヴェヘ」を一望できる部屋があります。また、1階にあるハレクラニ ベーカリーは塩キャラメルクロワッサンをはじめ、極上のパンやペストリーがそろうお店。コーヒーとセットで購入して「カヴェヘヴェヘ」前のビーチでくつろぐのもおススメです。



「カフナストーン」「カヴェヘヴェヘ」はどちらもワイキキの中心、ロイヤル ハワイアン センターから10分足らずで行ける場所。ぜひこの機会に訪れて、その神秘的な力に触れてみてください!