と~っても可愛い!「奇跡のネコ」
その独特な毛色の可愛らしさから、多くの人々に愛されている「三毛猫」。特に日本では招き猫のモデルになるなど、「縁起が良い」とされる存在です。白、黒、茶の三色が混ざった毛色を持つ猫で、そのほとんどがメスであることでも知られていますが、熊本市で保護されたある1匹の三毛猫が「奇跡のネコ」と呼ばれ注目を集めています。
数万分の1の奇跡!
2024年8月、熊本市西区で開かれた猫の譲渡会。新しい家族を待つおよそ40匹の猫たちの中で、ひと際注目を集めていたのが7月に保護された三毛猫の「三毛太郎」です。なんとこの三毛太郎、3万匹に1匹とも言われている希少なオスの三毛猫!
日本でよく飼われている三毛猫ですが、遺伝子的な理由からオスの三毛猫は生まれる確率はとても低く、希少な存在。
名古屋学芸大学の間崎剛講師は「本来はありえない現象ですけど、珍しいながらにも起こりうる。」と語ります。
そんな三毛太郎に来場者は「いや~かわいい!」「連れて帰りたい」と、みんなメロメロな様子。本当に珍しいことから転売などを防ぐためにも、三毛太郎は今後NPO法人「犬ねこみらいサポート」の看板猫として活躍していくそう。今後は譲渡会で来場者を接客する三毛太郎の姿を目にすることができそうですね♪
招き猫のモデルにもなっている三毛猫
日本ではお馴染み、商売繁盛や幸運を招くシンボルとされる「招き猫」。現在様々な色の招き猫を目にしますが、中でも多いのは白、黒、茶の招き猫ではないでしょうか。これは、招き猫のモデルがもともと三毛猫だからと言われています。
三毛猫の「三つの毛色」の3は縁起が良い数字であり、さらに三毛猫は賢く病気にかかりにくいという性質から「幸運を呼ぶ猫」だと考えられているそう。また江戸時代には、貴重なオスの三毛猫は「守り神」として航海のときに船に乗せられていました。
熊本で保護された三毛太郎も、「犬ねこみらいサポート」の守り神として活躍してくれるのかもしれません……!