夏だけじゃない!「土用」運気UPする過ごし方とは1?

土用丑の日とは

日本の伝統的な行事として知られる土用丑の日(どよううしのひ)。土用丑の日と聞くと、「夏の暑~い時期にウナギを食べること」というイメージがあるかと思います。
土用の期間中の丑の日にあたる日を指し、主に夏の時期に設定されていますが、実は秋にも土用丑の日が存在します。
土用とは、四季において季節の変わり目を示す立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間の期間のこと。各季節にそれぞれ土用が設けられています。
そして「丑の日」は、日にちを「十二支」で数えたときに「丑」に該当する日のこと。
そのため「土用丑の日」があるのは夏だけではありません。では、2024年に土用丑の日は何回あるのでしょうか?

土用丑の日は1回だけじゃない!


夏のイメージが定着している「土用丑の日」ですが、2024年には1月26日、4月19日、5月1日、7月24日、8月5日、10月28日の計6回あります。

運気を上げる!?「土用丑の日」の過ごし方は?

「土用」は季節の変わり目であることから、体調を崩しやすい時期でもあります。
ここでは無理せずにできる、オススメの「土用丑の日」の過ごし方を紹介。
■「丑湯」で温まろう
「丑湯」とは、土用丑の日にお風呂を立てて、薬草を入れて入浴すること。季節の変わり目で体力も消耗しているこの時期に、温かいお風呂に入って心身ともに癒されましょう♪

■衣類などの「虫干し」
害虫やカビなどから、衣類や本を守るために行われる「土用の虫干し」。晴れた日は風通りの良い場所に陰干しして、きちんとお手入れしましょう! お気に入りのお洋服も長持ちするかもしれませんね♪

■「恵方参り」に行こう
「恵方」にある神社仏閣にお参りに行くことを「恵方参り」といいます。恵方参りはいつ行ってもご利益があると言われますが、季節の変わり目の土用の期間に行くとさらにパワーを得られとか!


秋は「土用の辰の日」!?

夏の「土用の丑の日」はスーパーにたくさんウナギが並ぶことで知られていますよね。でも秋の土用の丑の日は、そのような光景は見たことがないと思いませんか? 夏の土用の丑の日は、夏バテ防止や食欲不振の解消につながると考えられてウナギが食べられていました。
そして秋の土用の期間である10月下旬~11月上旬は、「秋土用」として知られています。
秋の土用の期間は「辰の日」に「た」のつくものや、青いものを食べるといいとされています。秋土用は夏の疲れがどっと出てくる時期。「た」のつく「たけのこ」や「玉ねぎ」を使った料理や、青い「さんま」や「さば」でもいいですね。
秋の土用丑の日は、秋の味覚を楽しむ良い機会でもあります。健康や栄養を意識し、伝統を守りながら多様な食文化を楽しむ時間としても楽しめそう♪